古書から読み解く日本の文化(3) 和本を彩る和紙の世界/The Art of Washi Paper in Japanese Rare Books

貴重書に使用されている和紙を通じて装飾、デザイン、歴史を学ぶ

講師:佐々木 孝浩(斯道文庫)・白戸 満喜子(学習院女子大学)

和紙は、原料、製造方法、加工方法によって、色、質感、強度、耐久性が異なります。なぜ日本人は、そのような多様な紙を作り出し、どのようにして書物のために紙を選んだのでしょうか。貴重書に使用された紙について学ぶことで、日本の文化をより深く理解することができるでしょう。

このコースでは、古き良き日本の書物を科学的、文化的観点から学ぶことができます。3週間にわたるこのコースでは、1週目に書物に使われた紙、特に和紙の原料や製法、種類について、2週目に和紙が日常生活でどの様に使われているのか「和紙が書物になる工程」と「書物の修復」について、3週目に斯道文庫所蔵の貴重書を用いながら紙の装飾について学ぶことができる構成になっています。

2021年には、これまでに公開したコースをリニューアルし、「経師(きょうじ)」と呼ばれる書画全般の製作に広く携わる人々の営みにも焦点を当てました。京都の経師で重要文化財の修復も手掛ける大入さんにご協力いただきながら、複製製作や修復に関する具体的な事例をご紹介します。

重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産である細川紙の紙漉きや、和紙を用いた書物の修復の様子、料紙観察を通じた和紙の繊維などもご覧いただけます。書物と和紙への理解もさることながら、和紙の魅力に触れていただける講座です。

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